断った里芋が石になった石芋の話
どんな伝承か
ある大家に僧が来て、畑の里芋を分けてほしいと乞うた。その家の主婦は機織りに忙しく、面倒に思って、あの芋は石芋で食えないと断ってしまう。僧が去った後、主婦が芋を煮ようとすると、庖丁でも切れず、鉈の刃がこぼれるほど固くなっていて食べられなかった。しかも翌年からは、その畑から芋が穫れなくなったという。この僧こそ弘法大師であったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。