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天から降ってきた摺鉢爺の黄金

所在地岩手県遠野市小友町
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第2巻

どんな伝承か

小友村のある所に一人の爺様があった。横田の町へ出て来るたびに、欠けた摺鉢を買って頭にかぶって帰るのが常で、湯殿の屋根を葺くのだと言っていた。この爺様がある夜、天から雨のように黄金が降って来る夢を見た。翌日、庭を掘ると壺を掘り当て、蓋を取ると大判小判が一杯に入って光り輝いていた。だが爺様は、昨夜見たのは天から降る宝の夢で、これは土の中の宝だから自分に授かったものではないと言って、もとのように埋め戻した。それを見ていた隣の男が掘り返すと、中には青大将がうごめいていた。腹を立てた男が爺様の家の屋根を破って蛇を投げ落とすと、それは大判小判となって降り注ぎ、爺様は喜んで長者になった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第2巻』は、岩手・宮城・秋田の三県に伝わる伝説を話の型ごとに集めた伝説資料集である。山の争いや沼の主の手紙、巨人の足跡、八郎太郎、ザシキワラシ、河童、掃部長者などの伝説を、口承の聞き書きと近世以降の地誌・縁起から採る。凡例のとおり各項は伝承地を示した例話を冒頭に据え、〔類話〕〔文献〕〔参考〕を続け、柳田・高木による話型名を添えた項もある。

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