砂子沢の朝日長者と夕日長者
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どんな伝承か
遠野市の在に砂子沢という所があり、何百年昔のことかわからないが、朝日長者と夕日長者が前後して栄えたという。朝日長者は砂子沢の東の、朝日が出るほうに大きな邸を構えていて、その家に座敷わらしがいた。座敷わらしははっきりと人の目に見えるものではないが、奥座敷でいつも遊んでいるのだという。座敷わらしのいる家は金持ちになって栄える。あるとき、どういうわけか朝日長者の座敷わらしが、沢の西のほうの貧しい家へ行ってしまった。するとその家はだんだん金持ちになり、まもなく長者になって夕日の長者と呼ばれた。夕日の長者が栄えたころ、朝日長者はすっかり破産してしまった。座敷わらしは福の神だからなのだという。
原典より
遠野市の在に、砂子沢どいうどころあって、何百年昔のごどだがわかねども、朝日長者と、夕日長者が、あどさぎになって栄えだったど。—— 日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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遠野市の伝承
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