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坂本の人身御供とさいかち穴の大鼠

所在地宮城県大崎市三本木坂本
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第2巻

どんな伝承か

坂本で子供たちが悪病に冒され、変死者がたびたび出た。町の占師に見てもらうと三面観音の仕業といい、生きた人を御供にせよという。村人は言われたとおりにしたが、悪病がまた流行したので続けて人身御供をすることになった。そこへみすぼらしい浪人が来て、御馳走をしてくれるなら自分の身体を提供すると申し出る。仏堂の棺に入っていると、この社のさいかち穴に住む大鼠の主の一族だと名乗る声がして鼠の大群が襲ってきた。浪人が猫の鳴き真似をすると鼠は逃げ去り、村人はさいかちの木の穴に火を放って一族を退治した。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第2巻』は、岩手・宮城・秋田の三県に伝わる伝説を話の型ごとに集めた伝説資料集である。山の争いや沼の主の手紙、巨人の足跡、八郎太郎、ザシキワラシ、河童、掃部長者などの伝説を、口承の聞き書きと近世以降の地誌・縁起から採る。凡例のとおり各項は伝承地を示した例話を冒頭に据え、〔類話〕〔文献〕〔参考〕を続け、柳田・高木による話型名を添えた項もある。

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