棺を吊り上げた虎猫と貧しい婆
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どんな伝承か
岩泉町に伝わる猫檀家の話。あるところに一人暮らしの貧しい婆がいて、年老いた虎猫をかわいがっていたが、猫は寿命が尽きて死んだ。やがて長者の娘が病で死に、葬式の行列が墓場に着くと、棺がいきなり空中へ吊り上げられた。大勢の和尚が経をあげても下りて来ない。一人暮らしの婆に経をあげてもらってはどうかと言う者があり、人々は馬鹿にして笑ったが、長者は婆を連れて来させた。婆が「トラヤー、トラヤー、南無トラヤー」と唱えると棺はたちまち下がり、婆は多くの褒美を得て楽しく暮らした。棺を吊り上げたのは死んだ虎猫の仕業だったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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岩泉町の伝承
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