海へ下る鮭の大助の声
どんな伝承か
十月二十日の二十日講には、店々が人を招いて餅を搗き、酒盛りをして賑やかに騒いだ。この夜、鮭の大助というものが川上で子を産み、「サゲノオオスケ、今、通るぞエ」と唱えながら海へ下っていくのだという。その声を聞くと不吉なことが起こるといわれ、人々はことさらに騒ぎ立てて声が耳に入らぬようにしたと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。