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砂子塚に生まれた酒吞童子の出自

所在地新潟県燕市砂子塚
年代伝承(口承)
登場源頼光、討伐の将
出典日本伝説大系 第3巻

どんな伝承か

酒吞童子の出自を語る一話。京の公卿正頼卿は同僚の讒言で都を追われ、身重の妻とともに越後へ下り、信濃川の淵の西野の里で渡し守をして暮らした。生まれた娘おきよは砂子塚村の権九郎の家へ嫁ぎ、男児を産んで清之輔と名づける。七つのころ寝物語に祖父の無念を聞かされた清之輔は、やがて国上寺の稚児となるが、昼寝の顔に寺男から墨で鬼の面を描かれ、井戸の水面に映った己の顔を見て仇討の一念に火がついた。寺を出て国上山の岩窟に籠もり、手下を集めて軍資金を奪い、大江山に拠って酒吞童子と名のったが、山伏姿の源頼光ら六人の将に踏み込まれて滅んだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第3巻』は、山形・福島・新潟の三県に伝わる伝説を集めた叢書『日本伝説大系』の一巻である。湖水の干拓、鮭の大助、八百比丘尼、弥三郎婆、安達ヶ原の鬼婆、産女、雪女房、河童などの話のほか、松・杉・石・池・清水・温泉・長者にまつわる伝説を、口承資料を主に採っている。全体は「文化叙事伝説」と「自然説明伝説」に分かれ、各項目は例話と伝承地を掲げ、〔類話〕〔文献〕〔参考〕で近世以後の史料や県外の類例を補う。

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