薬打ち石が金だった金生沢
どんな伝承か
酒田市金生沢に伝わる話。秋田に住む長者の娘が羽黒の観音へ願掛けに行く途中、金生沢で三人の若者が住む貧しい家に泊まった。娘が、夜なべ仕事に使う薬打ち石が金でできていることを教えると、兄の吉次はこんな石なら山にたくさんあるといって売り歩き、やがて長者になったという。本編にあたる最上郡金山町の伝えでは、吉次が谷口銀山の傍の日当まで来たとき、鳩の落とした糞がみな黄金であり、その土地を日当と名づけたのだと語られる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。