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小姓に化けて長者の娘に通う狐

所在地山形県酒田市
年代不明
登場酒田の長者の娘と狐、弓の名手強左衛門
出典私は幽霊を見た

どんな伝承か

山田野理夫の怪談収拾ノートにある出羽の話である。酒田の長者は魚を飼うのが好きで、庭に池を掘って黄や緋や白の魚を放していたが、狐に狙われ、とうとう全部食べられて白い毛が数本残るだけとなった。次に狐は長者の屋敷の美しい女に目をつけ、くるりと回転して小姓の姿に化け、紫の衣裳に白扇を持って通いはじめる。母の教えで着物の裾に糸を縫い込んで辿ると、山の狐の洞穴で終わっていた。町から弓の名手の強左衛門が招かれたが、狐は大岩に化けて矢を折る。大晦日、油断して穴を出た狐を強左衛門は隠し持った二の矢で射止めた。狐は、長者の女はおれの子を産むと言い残して息絶え、そのとおりになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代))

私は幽霊を見た=怖い怪異体験(東雅夫編)/人魂・鬼火・狐火/機関車・電車の怪/各地の幽霊目撃談/不気味な怪音と怪異

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