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堀に身を投げ大蛇となった奥方

所在地滋賀県彦根市上西川町金前坊
年代伝承(口承)
登場西川氏、金前坊の居住者・奥方が大蛇となる
出典日本伝説大系 第8巻

どんな伝承か

上西川町の南東に金前坊という小字があり、かつては雑木や竹の林であった。ここは佐々木氏の四天王の一人に数えられた西川氏の居住跡と伝えられ、佐々木氏が信長に攻められて敗れると、西川氏も出家したという。その奥方は堀に身を投げて大蛇となった。この大蛇は、愛知川に大洪水が起きて堤防が切れたとき川に入って上流へのぼり、永源寺の奥に住みかを移したとされる。そして毎年六月の末になると、さらに上流をめざして実った枇杷を食べに行くと言われている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第8巻』は、黄地百合子・酒向伸行・田中久夫が滋賀・京都・兵庫の三府県を分担して執筆し、福田晃がまとめた伝説集である。丹波の湖を神々が切り開いた国造りの話、神同士の争い、英雄や長者の盛衰、蛇と人の話、魚・鳥・石・塚・祠堂の由来などを、各地の口承や記載資料から集める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、高木敏雄・柳田国男の対応する話名を付す。

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