五十回忌ごとに生える二股竹
どんな伝承か
泉佐野の上瓦屋にある清方屋敷内の竹林には、二股の竹が生えると伝える。天正年間、顕如上人が織田信長の軍勢を逃れ、真鸞上人の像を奉じてこの竹林に身を潜めたといい、それ以来、顕如上人の五十回忌ごとに必ず一基の二股竹が生えるのだという。実際に二本が同じ家に秘蔵されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第9巻』は、日本伝説大系編集委員会が編んだ伝説資料集の一巻である。三重・奈良・和歌山・大阪の各地に伝わる伝説を、三輪山・安珍清姫・弘法清水・油掛け地蔵など百余りの話型ごとに集める。各話型は例話を冒頭に据えて『日本伝説名彙』などとの対応を示し、〔類話〕に伝承地と出典つきの梗概を並べ、〔文献〕に近世以前の史料の原文を添えて補う構成をとる。