トップ > 埼玉県の伝承 > さいたま市

五寸釘で封じられた池の雌雄の竜

所在地埼玉県さいたま市緑区大字大門(大門神社)
年代伝承(口承)
登場左甚五郎、竜を彫って封じたと伝わる工人
出典日本伝説大系 第5巻

どんな伝承か

大門神社の境内にある愛宕社、その本殿の向拝に竜の彫刻がある。昔、愛宕社の裏の池には雌雄二匹の竜が棲んでおり、近くの田に姿を見せた年は必ず洪水になった。村人は竜が出ないようにと、七月二十四日に池のまわりへ赤飯や酒を供えたが、まるで効き目がない。日光へ向かう途中の左甚五郎がこの話を聞き、竜を彫って愛宕社の向拝に納め、頭と胴と尾に五寸釘を打ち込んで封じた。以後、竜が外へ出ることはなくなり、洪水もやんだという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第5巻』は、叢書「日本伝説大系」の一巻をなす伝説資料集である。埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の伝説を扱い、二つの太陽、蹴裂明神、ダイダラボッチ、平将門、源頼朝、豪徳寺の招き猫、黒塚、山の背競べ、親捨てなどの話ごとに、口承を重んじて選んだ例話を掲げる。各項は例話に〔類話〕〔文献〕〔参考〕を添え、類話は伝承地ごとに梗概で示し、文献は近世以後の史料を原文で抄出し、柳田・高木の分類による話型名を併記する。

種別から探す

野荒し五寸釘洪水

さいたま市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第5巻』の伝承