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小湊の浦に白蓮が咲いた日蓮誕生

所在地千葉県鴨川市小湊(蓮華潭)
年代伝承(口承)
登場日蓮、貫名重忠、梅菊、この地に生まれた僧(幼名 善日麿)、日蓮の父、日蓮の母
出典日本伝説大系 第5巻

どんな伝承か

日蓮の生家は、いまの誕生寺の東南、大弁天島のあたりの蓮華潭という場所にあったが、現在は海の中に沈んでいるという。承久四年の仲春、朝日の輝きが増し、小湊の浦の水面には白蓮の花が十数輪ひらき、生家のあたりからにわかに清い泉が湧き出した。これに先立って父の貫名重忠は夢に虚空蔵菩薩を見て子を授けると告げられ、同じ夜、妻の梅菊は胸の上に日光が輝く夢を見たという。その日に生まれた男の子は、蓮華とともに湧いた泉を産湯とし、母が日輪に感じて身ごもったとして善日麿と名づけられた。のちの日蓮である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第5巻』は、叢書「日本伝説大系」の一巻をなす伝説資料集である。埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の伝説を扱い、二つの太陽、蹴裂明神、ダイダラボッチ、平将門、源頼朝、豪徳寺の招き猫、黒塚、山の背競べ、親捨てなどの話ごとに、口承を重んじて選んだ例話を掲げる。各項は例話に〔類話〕〔文献〕〔参考〕を添え、類話は伝承地ごとに梗概で示し、文献は近世以後の史料を原文で抄出し、柳田・高木の分類による話型名を併記する。

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