金立権現が上陸した汐井場
どんな伝承か
不老不死の薬を求めた徐福は、童男童女七百人を率いて海を渡り、寺井のあたりから上陸したと伝えられる。金立神社の裏手の河岸は汐井場と呼ばれ、金立権現が上陸した場所だという。ここに生える蘆は葉が一方にしか出ず、権現が押し分けて通ったためだと語られ、雨乞いの臨幸のとき人々はこれを持ち帰って祓いに用いた。近くには権現の足痕石もある。徐福が無事を祝って海に浮かべた杯がこぼれて島になったのが浮盃津だという。
原典より
不老不死の薬を求めしむ、徐福は、童男童女七百人を率ゐて海を航し寺井の辺より上陸せしと、金立神社の裏手河岸は汐井場(祓の水を汲む場)にして金立権現御上陸の場なりといふ。—— 日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。