娘を沈めた原尻の滝の主
どんな伝承か
緒方の原尻に伝わる話である。毎年六月十五日には、十九になる娘のうち一番の美人を馬に乗せ、原尻の滝の主である大蛇に生け贄として捧げていたという。これを聞いた緒方三郎は、これより千年、と石に彫りつけて蛇を沈めた。以後は娘の代わりに藁人形を沈めるようになり、その習わしは明治のころまで続いたと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。