水を鏡にして詠んだ菅公
どんな伝承か
福岡市中央区の今泉に、菅原道真が水を鏡にした話が伝わる。配流の身でこの地を通ったとき、川のほとりで水面に自らの姿を映し、海ならず湛える水の底までも清き心は月ぞ照らさむ、と詠んだという。それからその流れを鏡川と呼び、のちには四十川とも呼ぶようになった。ゆかりの水鏡天満宮は、いまは中央区の天神へ移っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。