トップ > 愛知県の伝承 > 春日井市

白鹿に乗って淵から現れた薬師

所在地愛知県春日井市高蔵寺町(高蔵寺)
年代承平三年(993)
登場知蔵上人
出典愛知県伝説集

どんな伝承か

高蔵寺町の燈明山高蔵寺は、承平三年に比叡山の知蔵上人が諸国行脚の途中ここに立ち寄り、仏教を広めるのにこの上ない地形だとして建てた寺である。本尊の薬師如来は、玉野川の深い淵から白い鹿に乗って現れたと言い伝えられる。そのとき竜が一緒に灯明を掲げて現れたといい、燈明山という山号はそこから出た。この淵を鹿乗ガ渕、そこに架けた橋を鹿乗橋と呼ぶのは、玉野川の美しい景色とともによく知られている。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

愛知県伝説集(福田祥男・1961年(昭和36年))

『愛知県伝説集』は、福田祥男が昭和三十六年に著した愛知県の伝説集である。尾張・三河の山や海、淵や池、地蔵と観音、石や塚、城跡、地名、動物と変化、植物、祟りと怨霊などにまつわる言い伝えを、原型に忠実に再現することをめざして平易な文で語り直し、話の末に郡市名を添える。山の伝説から其の他の伝説まで十五の部に分け、あとがきでは前年に出した『愛知県伝説集・虹と黒潮』を全面的に改稿し増補したと記す。

種別から探す

薬師如来白鹿灯明寺号の由来

春日井市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『愛知県伝説集』の伝承