トップ > 埼玉県の伝承 > 秩父市

将門の首から逃れた二杯の茶

所在地埼玉県秩父市吉田久長
年代天慶年間
登場平将門、藤原秀郷
出典秩父の伝説と方言

どんな伝承か

秀郷に追い詰められた将門はついに首をはねられたが、その首は怒りに燃えて秀郷めがけて飛びかかってきた。恐れた秀郷は必死に逃げたものの、どこまで走っても首は背後に迫ってくる。とうとう吉田町久長まで逃げのび、ある茶屋に身を隠して一杯の茶で喉を潤した。気は急いたが、もう一杯を所望して飲んでいると、追ってきた首は秀郷がそこにいるとは気づかず、そのまま通り過ぎていったという。二杯目の茶のおかげで命拾いしたことから、この地方では茶は二杯飲むものだと言われるようになったそうである。

原典より

将門はやがて秀郷に追いつめられ遂に首を切られてしまったが、その瞬間怒りに燃えた将門の首は秀郷に向って武者ぶりついて来た。—— 秩父の伝説と方言 より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秩父の伝説と方言

『秩父の伝説と方言』は、秩父市教育長鶴沢福松の序を付し、編集委員が執筆整理にあたって編んだ秩父地方の伝説と方言の集成である。秩父市と秩父郡に伝わる伝説を集め、武甲山麓のジジイ・ババア石、橋立鍾乳洞の悪龍、畠山重忠や坂上田村麻呂にまつわる話、伐ると祟る天狗松などを語り口調で記す。伝説は石・水・塚・屋敷跡・山と人物・地名・社寺および城跡・木に関する八つの部に分け、話によっては他地方の類話を注記する。

種別から探す

藤原秀郷茶屋

秩父市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『秩父の伝説と方言』の伝承