トップ福島県の伝承郡山市

牛が告げた山王様の供え米

所在地福島県郡山市西田町三町目(日枝神社)
年代伝承
登場
出典郡山の伝説

どんな伝承か

昔、ある家の息子が胸の病にかかった。母親は日枝神社に二十一日間の願をかけたという。満願の日、息子を看病しながら居眠りしていると、山王様の後ろに牛が寝ており、その牛が起き上がって、お前はよく参詣している、今度、山王様へ行ったら米が供えてあるから、それを息子に食べさせるようにと告げた。早速そのとおりに食べさせたところ、息子の病は嘘のように良くなったという。この神は医者の道を開いた神だといわれる。また子どもが病弱で育ちが悪いときは、この神にあずけて神の子とする取子の風習があったと伝えられている。

原典より

昔、ある家の息子が胸の病にかかった。—— 郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦)

福島県郡山市(旧安積郡・田村郡域、湖南・熱海・三穂田・逢瀬・西田・中田ほか各町)に伝わる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事の八部門に分類して集成する。坂上田村麻呂や阿古陀媛・采女伝説・萩姫、源義家ら前九年の役の人物伝承、淵や池の主・龍神・河童、弘法大師の清水、稲荷・観音・地蔵の霊験、長者伝説や埋蔵金、隠れキリシタンなど、郡山の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を伝承地つきで網羅する。

種別から探す

日枝神社お告げ平癒

郡山市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『郡山の伝説』の伝承