日枝神社に流れ着いたという大御輿
どんな伝承か
南行徳・相之川の日枝神社には、重さ三、四百キロもある立派な大御輿があるが、その由来は謎に包まれている。よそで祭に担がれていた御輿が川に流されて江戸川をたどり、欠真間の永井家に流れ着いたとも、神社の御神体そのものが流れ着いたとも伝わり、記録は何も残っていない。毎年十月十四日の祭には、この御輿をまず永井政太郎さんの庭に飾ってから担ぎ出すのだという。
原典より
28 田中内匠と内匠堀III 昔話〔動物昔話〕1 むりどん(古屋の漏り)2 しみずかに〔本格昔話〕3 桃太郎 (1)〜(2)—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))
『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。