雷神様の水を笹で撒く日枝神社の雨乞い
どんな伝承か
日照りが続くと国分では雨乞いが行われた。茨城の雷神様は雷が日本一多いとされ、四つの部落から代表が竹筒を持って水をもらいに行き、日枝神社に集まってその水を各部落のバケツに分け、笹を濡らして畑中に撒いて歩いた。大正の初め頃、若い時分にはこれで実際に雲が出て雨が降ったことがしばしばあったと語られている。
原典より
大体照りこむ時だから、八月だね。—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))
『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。