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松川で拾われた三宝荒神

所在地山形県東置賜郡高畠町大字入生田信小屋(三宝荒神堂)
年代明暦年間(建立)・寛政五年(1793年・移転)
登場金蔵法印、屋島家
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

亀岡入生田の信小屋に三宝荒神堂があり、本殿に三宝荒神を祀る。堂は東向きで田圃の中に立ち、本殿は九尺四方、拝殿は四間に二間の大きさで、明暦年間に屋島家が建立したという。別当は亀岡の行蔵院で、もとは入生田村の西方、高橋地内にあった円学坊が寛政五年九月に現在地へ移されたものである。久しく無住であったところ、会津の修験金蔵法印が文珠堂参詣の折に荒廃を嘆いて再興を思い立った。荒神が部落から離れ、女子が参詣できないのを嘆いていた折、入生田村の百姓が松川の川辺で不動明王の尊像を得た。これを安置したのが三宝荒神の尊像で、霊験は日々あらたかであったという。

原典より

亀岡入生田の信小屋に三宝荒神堂があって、この堂の本殿に三宝荒神を祀っております。—— 高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編)

山形県東置賜郡高畠町(屋代・亀岡・和田・二井宿・糠野目・高安・露藤ほか各地区。一部は隣接の米沢市・南陽市宮内・長井市)に伝わる伝説を、神仏/人物/怪異/動物/什物/地物/地名/地誌 の八篇に分類して集成する。屋代神社の鬼女縁起、犬の宮・猫の宮、安久津八幡、狐狸むじなの化かし、天狗・怪物・沼の怪、青葉の笛や応挙の幽霊画、伊達・上杉の城館跡や古戦場、地名由来など、高畠の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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