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四ヶ村堰と古川善兵工

所在地山形県東置賜郡高畠町(四ヶ村堰)
年代寛永二年(1625年)
登場古川善兵工、上杉景勝、定勝公、梶平蔵、志田義秀、露藤村で和田川の堰を開いた者、米沢の郡代
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

羽黒川の鉄橋下、四ヶ村堰の取入口に石の小祠がある。これは堰を開いた恩人、古川善兵衛の霊を祀った社で、恩恵を受けた村々では祭日に仕事を休んで祭祀を行っている。堰の完成は寛永二年のことである。当時の屋代郷は水利の便が悪く旱害に苦しんでいたが、上杉景勝に登用されて領内を巡視した善兵衛は、露藤村の梶平蔵が和田川の水を引いて堰を開いていることを知り、協力して羽黒川から揚水し、さらに松川の水も取り入れて浅川山を大きく迂回させ、新田・浅川を灌漑して露藤・入生田・亀岡・船橋の四村に注ぐ堰を造り上げた。灌漑面積は五百四十四町一段に及ぶ。

原典より

羽黒川の鉄橋下四ヶ村堰の取入口に石の小祠がありますが、これが四ヶ村堰の開さくされた恩人古川善兵工の霊を祀った社で、その恩恵を受けた村々では祭日に仕事を休んで祭祀を行っております。—— 高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編)

山形県東置賜郡高畠町(屋代・亀岡・和田・二井宿・糠野目・高安・露藤ほか各地区。一部は隣接の米沢市・南陽市宮内・長井市)に伝わる伝説を、神仏/人物/怪異/動物/什物/地物/地名/地誌 の八篇に分類して集成する。屋代神社の鬼女縁起、犬の宮・猫の宮、安久津八幡、狐狸むじなの化かし、天狗・怪物・沼の怪、青葉の笛や応挙の幽霊画、伊達・上杉の城館跡や古戦場、地名由来など、高畠の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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