愛宕山のNHKへ乗り込んだ高島象山
どんな伝承か
NHKがまだ港区の愛宕山にあったころ、歌人としても知られた物理学者の石原純が、ラジオで迷信を一つずつ挙げて批判し、科学的に考えることの大切さを説いた。そのなかで占いも槍玉に挙がった。これを知った易者の高島象山は放送局へ押しかけ、石原に反駁させろ、占い業者への営業妨害だと抗議したが、課長の仲本貞一に断られる。すると翌日、無頼漢を十数人も引き連れて愛宕山へ乗りつけ、応接間で暴れ、窓ガラスや椅子、机を粉々にして引き上げたという。作家の今東光が語り伝えた話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大予言の嘘——占いからノストラダムスまで その手口と内幕(志水一夫・オカルトの嘘・1991年(平成3年))
『大予言の嘘――占いからノストラダムスまで その手口と内幕』は、志水一夫が平成三年に著した、占いと予言の内幕を検証する本である。第一部「占いの嘘」ではインチキ占い師の手口や霊感商法、天中殺と大殺界、占星術、姓名判断や易を取り上げ、第二部「“大予言”の再検討」ではノストラダムス予言の解釈の出所と誤りを文献をたどって論じる。霊言版ノストラダムスを扱う番外篇、前著『UFOの嘘』のその後を記す付篇、関連研究団体の一覧、あとがきを付す。