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鋤き返すと祟る八幡原の首塚

所在地長野県長野市(八幡原)
年代伝承(口承)
登場福島正則、高坂弾正、塚の碑の筆者、戦死者を葬った武田方の松代城代
出典信州七不思議

どんな伝承か

川中島古戦場の七不思議の四つ目。八幡原の一角に、福島正則の筆で甲越直戦地と大書した碑の立つ塚がある。永禄四年の大合戦のあと、武田方の松代城代高坂弾正が敵味方の別なく戦死者を手厚く葬った塚の一つで、首塚と呼ばれる。こうした塚はいくつもあったが土地の農家に鋤き返されて消え、残るのはこの塚と南へ二百メートルほどの松代街道沿いの一基だけだという。首塚を鋤き起こした農家は祟りを受けて一家が絶えたと言われ、以後は誰も手をつけなくなった。

原典より

首塚を鋤き起こした農家は、崇りに会って一家全滅したということで、それからは手をつける人はなかった。—— 信州七不思議(降幡利治・1984年(昭和59年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

信州七不思議(降幡利治・1984年(昭和59年))

『信州七不思議』は、降幡利治が昭和五十九年に著した信州各地の七不思議を集めた本である。諏訪大社上社と下社の御神渡りや筒粥に始まり、松原湖、生島足島神社、川中島古戦場、志賀高原、浄光寺、雲上寺、立石など県内各地に伝わる七不思議を、町村誌などの資料と聞き取りをもとに記す。各地の七つの事柄を箇条に掲げて関わる社寺や史跡の解説を添えるガイド風の構成で、序では越後の人が信州人の気質を評した七不思議を紹介する。

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