トップ > 埼玉県の伝承 > さいたま市

慈眼寺に伝わる八百比丘尼の榎

所在地埼玉県さいたま市西区大字水判土(慈眼寺)
年代伝承(地蔵は大化元年銘・享保年中出土)
登場八百比丘尼
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

大宮市水判土の慈眼寺には、かつて八百比丘尼の植えたという榎があった。『新記』によれば、尼の手植えと伝わるその木は先年枯れ、仁王門の庇の下に寄せてあり、太さは五抱えを超えたという。後に寺を訪れた十方庵も、仁王門脇の伐り株は莚六枚を敷いてなお余る大きさで、若狭の八百比丘尼の植えた木と言い伝えると書き残した。慈眼寺は八百比丘尼の古跡として知られ、地蔵堂には比丘尼の守護仏と伝える黄金の寿地蔵の話や、人魚を食べて八百歳の長寿を保ったという比丘尼の由来も伝わる。

原典より

慈眼寺にはかつて八百比丘尼の植えたという榎の木があった。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

種別から探す

八百比丘尼榎慈眼寺人魚延命地蔵長寿

さいたま市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』の伝承