トップ > 石川県の伝承 > 金沢市

加賀の芋掘藤五郎伝説

所在地石川県金沢市(伏見寺)
年代不明(伝説)
登場和五、芋掘藤五郎、生玉右近万信、富樫次郎忠頼、芋掘長者、和五の父・大和初瀬の長者、金沢市史が藤五郎に当てる人物
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

加賀には芋掘藤五郎の伝説がある。野田の大乗寺の西の田にある二子塚を藤五郎夫婦の墓とし、寛政九年には記念の石塔が建てられ、近年は市中の伏見寺に移された。金沢市史は富樫次郎忠頼のこととまで記している。芋を掘って細々と暮らす藤五郎のもとへ、大和初瀬の長者の娘和五が観音のお告げだとして押しかけ嫁に来た。藤五郎は掘る土がみな黄金なのに宝と知らず、舅から贈られた砂金を田の雁に投げつけて帰ってきた。妻に諭されて山に入り、莫大な黄金を持ち帰って近くの金洗沢で洗った。金沢の名はここから起こり、兼六公園の泉がその跡だという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

種別から探す

黄金観音雁伝説砂金

金沢市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第1巻』の伝承