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下山の路傍に並ぶ馬頭観音の石像

所在地愛知県岡崎市
年代大正八年正月ほか
登場石屋・馬の飼主
出典定本柳田国男集 第2巻

どんな伝承か

このあたりの人は区別なくすべて馬頭観音様と呼んでいるが、馬の神の石像には実にさまざまな種類がある。三面の仏も、庚申様に違いないものも、大日如来も地蔵菩薩も、みな頭のてっぺんにくちなしの実に似た馬の首が付いている。岡崎の石屋に馬頭観音をと注文すると、そのときどきで色々なものを届けてくるのだそうだ。近ごろ造られたまだ白い石像はたいてい、目のぎょろりとした意地の悪そうな青面金剛で、同行者が写真に撮った一体には大正八年正月と記されていたという。

原典より

岡崎の石屋に馬頭觀音をと註文すると、時に由つて様々のを届けて来るのださうである。—— 定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第2巻』は、柳田国男の紀行と旅の随筆を収めた著作集の一巻である。昭和三年一月の自序に続く「雪国の春」や菅江真澄の日記を読み解く文をはじめ、東北の村々の正月、火と炭、浜の暮らしの見聞、「秋風帖」「東国古道記」、昭和十五年十一月の自序を持つ「豆の葉と太陽」などの紀行を並べる。峠や古道、佐渡・五箇山・熊野などの土地を、住む人の暮らしと信仰から見ようとする文が多い。

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