川口の村で売られていた絹の足袋
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どんな伝承か
草鞋が破れて小石が入って困るので、小本川の川口の部落で足袋を買おうとしたところ、驚くべきことに紺絹キャリコの、小鉤が金かと思うようなものしか置いていなかった。土地の人たちが草鞋に何を穿くかと気をつけて見ると、多くは素足であり、そうでなければ足袋とも呼べぬものを縛りつけている。この辺りの者には足袋は奢侈品で、奢侈品であるがゆえに、想像し得る限り最も柔らかなものをことさら選ぶのであろう。メリヤスの肌着も夏の最中に裏毛ばかりを売っていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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岩泉町の伝承
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