何なりとと呼びかける古い踊歌
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どんな伝承か
今でもこの村ではよく踊るかと娘たちに尋ねると、今は踊らない、盆になれば踊ると軽くあしらわれた。あの歌は何というのだろうと海の方を向いて待っていると、年かさの一人が鼻唄のようにして「なにヤとやーれ/なにヤとなされのう」と歌ってくれた。古くから伝わるこの歌を、この浜でも盆の月夜になるたびに歌いつつ踊っていたのである。忘れきれぬ日々の痛苦や、どんなに働いても迫って来る災厄があればこそ、踊の歌の調べは悲しいのであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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洋野町の伝承
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