月夜の漁村に一軒だけの宿と踊
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どんな伝承か
疲れ果てて泊まった漁村の宿は清光館といい、西の丘に面して障子を四枚立てた二階のある、古く黒い家であったが、若い亭主と母と女房の親切は予想以上であった。夕暮れに板橋を子供たちが鳴らして渡り、小子内では踊はどうかと問うと、はあ今に踊ります、去年よりははずむそうでと言う。やがて橋向こうから女の声が次第に高く響いてきた。五十軒ばかりの村だというが道端には十二三戸しか見えず、曲り角の共同井戸の前の街道で、太鼓も笛もなく踊っていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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洋野町の伝承
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