トップ > 秋田県の伝承 > 大館市

湯宿の別れの宴とマタギの声

所在地秋田県大館市(大滝温泉)
年代江戸後期(四月)
登場菅江真澄、マタギ、湯宿の女客
出典定本柳田国男集 第3巻

どんな伝承か

真澄が大滝の宿屋に滞在していると、マタギが何人も大きな声で話をしながら門前を通る。その言葉からは彼らの風采までが想像された。四月に入ると村々に農事が始まるので、湯宿の女客たちが酒を飲んで別れの宴を催し、こんな歌をうたっていた。けやく離れとお庭の草こ、うらこは枯れても根こは枯れない。果たして今日でもこれに近い心持ちが歌い継がれているだろうか。懐かしいことだと後の読者は記している。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第3巻』は、柳田国男の紀行・日記・随筆を集めた著作集の一巻である。相模・武蔵の村々を歩いた「水曜手帖」、昭和二十三年八月の自序を持つ「北国紀行」、明治四十三年の「五十年前の伊豆日記」、国際聯盟の委任統治委員会に勤めた大正十一年の「瑞西日記」と「ジュネーブの思ひ出 その他」を収める。後半の「菅江真澄」は昭和十七年二月の序を付け、真澄の著述と旅の跡を年を追ってたどり、写真解説を添える。

種別から探す

マタギ大滝民謡

大館市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第3巻』の伝承