淀橋に伝わる中野長者鈴木九郎
どんな伝承か
淀橋一帯に伝わる「中野長者」の伝説。中野長者とは、紀州鈴木氏の裔で、応永の頃に奥州から武蔵国へ移った鈴木九郎のことである。中野の地(今の中野区南部から淀橋の南、渋谷区北端あたり)に住んで伯楽を業とし、理財の才で田畑を買い集め、近郷に並ぶ者なき富者となって「中野長者」と持て囃された。熊野十二所権現を勧請し、正観寺(今の成願寺)を創建する一方で、数々の怪奇な伝説を遺したという。
原典より
新宿驛から青梅街道を西へ凡そ一籽三分(約十二丁)程行くと、其所に「淀橋」とゆう橋がある。—— 行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・昭和初期(1920年代~1930年代)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・昭和初期(1920年代~1930年代))