卵を飲む蛇を殺した婆さんの末路
どんな伝承か
北国分の安川ときが語る。松戸市の大橋の方に、商売として鶏をたくさん飼っている家があった。蛇がよく卵を飲みにくるので、そこの婆さんが蛇を殺してしまった。するとその後、風呂へ行っても大きな蛇がぶら下がって見え、どこへ行っても蛇の姿が見えるようになった。とうとうその婆さんは蛇に命を取られてしまったという、そんな話だと語る。
原典より
9 昔の馬鹿嫁10 最近の嫁11 肥料屋の船頭が川へ小便をした話12 兵隊の西瓜泥棒13 「召集せず」の証書14 縁切鋏〔行徳・南行徳〕15 お夏狐16 子狐と赤ん坊—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))
『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。