狐に化かされた話 (1)
どんな伝承か
当時この辺りは一面の畑で、蕎麦を植えて種を取っていた。蕎麦畑は花盛りになると真っ白に花が咲く。狐に化かされて帰ると、その白い花が海に見えるのだという。そこで「おお深え、おお深え」と言いながら渡ったという話を聞いた。また、村へ行った帰りや遅くなって帰る時分に、御馳走を提げていた人が家に着いてみると、中身が何もなくなって取られていた、ということもあったという。
原典より
それはねえ、よく話には聞いてたけどね、傑作なのもあるね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。