ムジナに化かされた話 (1)
どんな伝承か
石塚とめの夫が新田の湯屋で夜遅くまで話し込み、夜十二時頃に帰る途中のことである。円頓寺の先の堰にかかる石橋で、パイスケを担いだ婆さんとすれ違った。夜中にそんな格好で歩いているのを気味悪く思い、つい振り向くと、その目がギローッと光っていてぞっとしたという。土地の者でない夫は、なおのこと恐ろしい思いをしたと伝えられている。
原典より
新田のお湯屋さんと親類じゃないですけど、こん意にしていて、うちの人が夜おそくまで釜たきながら話しこんでいて、十二時ごろ帰ってきたんですよ。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。