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鐙を落とした将門の逃げ道と鐙神社

所在地千葉県市川市曽谷(鐙神社)
年代伝説
登場平将門
出典市川の伝承民話 第2集

どんな伝承か

語り手がうろ覚えに聞いた話。御門に城の入口があり、大町の殿台に城があったという。将門は成田の不動山と戦って敗れ、海沿いに逃げた。下貝塚の下の団地のある所は昔は浅い入江で、潮干狩りができるほどの海だったので、将門は馬で入江伝いに逃げたらしい。その途中で馬の鐙を落とし、その場所が鐙神社で、宮久保と下貝塚の境に今も祠がある。語り手が幼い頃は瓦葺きの立派な祠で、周りに八重桜や大木が植わっていた。また一本松の兜宮は京葉道路のガード下にあり、八幡から行徳へ真っ直ぐ行く街道のそこで兜を落としたのだと伝えられる。

原典より

うろ憶えにちょこっと聞いてるだけなんですがね、御門に城の入口があって、殿台って大町にお城があったらしいですよね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))

『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。

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