トップ > 千葉県の伝承 > 市川市

④ どぶっ田 1

所在地千葉県市川市曽谷(山王公園)
年代伝承
登場石井吉之
出典市川の伝承民話 第2集

どんな伝承か

曽谷の田んぼは「どぶっ田」と呼ばれる泥深い田で、山王公園のあたりでは胸まで潜るほどだった。特に深い場所には田の中にあらかじめ丸太や竹を沈めて、かろうじて渡れるようにしてあったが、表面からは見えず足で探るしかなかった。当時の田植えは、深くても泳ぐように体を左右に動かしながら、植えた所を後ろへ下がって進めたという。のちに区画整理をするとき、これほど深い田をどう埋めるかが問題になり、設計者の調べでは深い所は三メートル以上もあったが、全面を埋めたことで地盤がもったと語られる。

原典より

泥っ田・・・・・・ええ、ひどかったですね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))

『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。

種別から探す

どぶっ田泥田田植え生活譚区画整理

市川市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『市川の伝承民話 第2集』の伝承