稲荷木 6 わたり蟹
どんな伝承か
戦争中、蟹を捕る若い衆はみな兵隊に取られていなくなり、行徳橋の下にはわたり蟹がいっぱいいたという。話者は町会議員をしていた祖父の伝次郎に頼まれ、バケツを提げて川に入り、蟹を踏みつけては素手でつかまえ、五、六匹をたやすく捕ってきたと方言交じりに振り返る。方言でものを言うと相手に通じないこともあると話者は付け加えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。