黄金の駒千頭を埋めたという法王塚
どんな伝承か
香取郡干潟町(現旭市)父塚にあるこの前方後円塚には、黄金で作られた千頭の駒が埋められていると古くから言い伝えられている。これにちなんで『朝日さす夕日かがやく鏑木の合歓の下に黄金千杯二千杯』、あるいは『同じく漆千杯朱千杯』などという俗謡が伝わっていたという。同様に、印旛郡四街道町物井にある古墳にも、黄金づくりの鶏が埋めてあるとされる言い伝えが残っている。
原典より
この前方後円塚には、黄金で作られた千頭の駒が埋められていると伝えられている。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
『房総の伝説』は、平野馨が安房・上総・下総の旧三国、ほぼ今の千葉県に伝わる伝説を選んで編んだ資料集である。ホトトギスやワラビの由来、片葉の芦や頼朝の箸の杉、弘法の井戸、将門や八幡太郎の話、坂戸神社の人身御供、証誠寺の狸など、動植物・石・池・地名・家・祭りにまつわる伝説を市町村名を添えて記す。はしがきに示す自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三部に分け、解説や論評を加えずに書き連ね、似た話のある土地も併せて挙げる。