戻り鐘
どんな伝承か
千葉寺には戻り鐘と呼ばれる不思議な鐘がある。伝えでは長禄二年十二月二十二日のことといい、この鐘を改鋳しようと鋳物師を雇って火にかけたところ、鐘が「千葉寺へ、千葉寺へ」と鳴り響き、どうしても鋳ることができなかった。そのため鋳物師はその夜のうちに鐘を再び千葉寺へ戻したといい、以来この名がついたと伝わる。今も破れたまま朽ちた鐘楼に掛かっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。