三夜塚
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どんな伝承か
甚兵衛の渡しの二十三夜様の塚には、甚兵衛とその妻、吉三郎の三人の霊が埋められているという。昔、三人は印旛沼の岸で九右衛門という者の船に乗った。土手が崩れて大きな沼をなしたその場所で、九右衛門は隠し持っていた刀でまず甚兵衛を殺し、次いで妻と吉三郎も殺して金を奪い、その後は長者になりすましていた。ところが九右衛門の家の炉の自在鉤に、間もなく三匹の蛇が纏いつくようになる。紅い蛇、黒い蛇、白い蛇で、悪さはしないがじっと見つめるので堪り兼ね、三人を堤へ葬り二十三夜様の堂を建てて弔うと、蛇は出なくなった。それでも屋根を葺くと蛇が屋根にとまったので、以来、屋根は一度に葺かず、少し残して蛇の居所とするという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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印西市の伝承
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