水神と御大平様
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どんな伝承か
北相馬郡文村に、御大平様と呼ばれて崇められていた神があった。あるとき御大平様が川辺で釣りをしていたところ、水神が牛に乗って釣竿を奪いに来た。御大平様は手にあったものを投げつけたところ、それが牛の右の角に掛かり、互いに引き合ううちに、とうとう牛の角は折れてしまったという。こうしたわけで、この地で祀る水神の御札は、角のない牛に乗った姿であるということである。それゆえ土地では水神が嫌うといって茶を用いない。ところが川向こうでは牛を尊び、これを太平権現として祀っているという。『利根川図志』に見える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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利根町の伝承
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