姫塚
どんな伝承か
安房郡豊房村大字南条の地に、姫塚と呼ばれる塚がある。天文三年四月六日、里見義豊の死を聞いて慟哭し、自尽したというその室鳥山氏の墓だと言い伝えられている。ただし「大日本国志・安房」によれば、鳥山氏の墓は、もと豊房村字下南条にあったというものが真のものであるらしい。とすればこの姫塚は、その後にその墓を標した石であるか、あるいは鳥山氏の供養塔などであろうという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。