するすの森
どんな伝承か
「里見九代記」によって名高い磑(するす)の森は、安房郡北三原村大字磑森の地にある。里見義豊が兵を挙げて安房一国を領していた際、逆臣山下定包を討ったのち、一旦この森の中に隠れ、隙をうかがって磯村から落ち延びたとも、白浜(乙浜)を越えて落ち延びたとも言われている。これを怪しんだ里見義堯は、天文九年九月二十一日、兵を五畿七道に下してその行方を捜索させたけれども、遂に捕えることができなかったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。