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五円札が木の葉に変わった船賃

所在地宮城県石巻市(網地島)
登場
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

網地島から一里ほどの海上に田代という島がある。ある年の秋の黄昏時、立派な紳士が田代島の浜辺に慌ただしく現れ、急用で網地島へ渡りたいと漁師に船を頼んだ。海が荒れていたので漁師は渋ったが、一人五円という高い礼金に応じて二人で船を出し、荒波を乗り切って九時頃ようやく網地島へ漕ぎ着いた。紳士は厚く礼を述べて五円紙幣を二枚渡すと、素早く闇へ消えた。二人が浜に一軒しかない木村屋という宿で酒を買おうと紙幣を出すと、それは木の葉に変わっており、宿のおかみは驚きもせず「又やられたかね」と言った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)

松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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分布木の葉の金化かされる

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