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オセロという煙草を探した男

所在地東京都中央区日本橋浜町(明治座)
年代現代
登場川上音二郎、一座の座長・上演者
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

二月、明治座で川上音二郎の一座が翻案した「オセロ」が上演され、大変な評判を呼んだ。世間の人々が口々にオセロ、オセロと言い交わすのを聞きつけ、それを新発売の煙草の名だと早合点した男がいた。男は煙草屋へ出向き、オセロという銘柄はあるかと尋ねたという。舞台の題が商品名と取り違えられた、文明開化のころらしい早合点の笑話として伝えられている。

原典より

回答者・中村博(東京都在住)。—— 現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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