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ずぶ濡れで立つ夫の夢と輸送船

所在地岡山県倉敷市
年代昭和十九年
登場多喜子、和夫、夢を見た母、戦死した父
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

倉敷市の岡本希根が母・多喜子から何度も聞かされた話。母は、父の和夫がびしょ濡れになってさみしそうな顔で立っている夢を見た。父の和夫は昭和十九年、フィリピンのバシー海峡で乗っていた輸送船が敵の攻撃を受けて沈没し戦死した。夢が戦死の知らせの前か後かははっきりしないという。戦死公報が来た日、家に亀が入ってきたため縁起がよいと多喜子は夫の生存を信じ、その後も和夫が元気で帰る夢を何度も見たという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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輸送船

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