灰色の斑点をもつ白い楕円形の分裂
どんな伝承か
昭和三十四年二月十二日の午後三時二十分ごろ、倉敷工業高校の教室の南側で日なたぼっこをしていた守屋宗信君ら十三人が、雲のように白い楕円形のものを見た。進む側には灰色の斑点があり、差し渡しは月の四倍にも当たる二度ほどだったのに、音はまったく聞こえない。仰角二〇度で見つけてから南へ三〇度ほど進み、小さく半回転して東へ向きを変えた。その後は二つに割れたり一つに戻ったりしながら進み、仰角七度あたりで見えなくなった。三分ほどの出来事で、空は快晴だった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。