磯釣りの一行が見た小張山上空の楕円体
どんな伝承か
『読売新聞』の報道によれば、昭和四十年十月十六日の午前十時五十分ごろ、徳島県牟岐町の南約六キロにある津島で磯釣りをしていた、和歌山市でアパートを営む島慶一郎さんら二十数人が、同じ町の小張山の上空に、銀色に輝く楕円形の物体が二つ上下に並んで止まっているのを見た。直径は十メートル前後、高さは五百メートルほどと見られた。物体はやがて飛行機雲を引いて二千メートルほどまで真っすぐ急上昇し、いったん止まってから徳島市のほうへ飛び去ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。